ZEBとは「Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。
建物のエネルギー消費量を減らすためのさまざまな技術を適切に組み合わせて導入することで、ZEBを実現することができます。
この技術は、[消費するエネルギーを減らすための技術(省エネ技術)]と[エネルギーを創るための技術(創エネ技術)]に分けられます。
実際にZEBを実現する場合には、
①[パッシブ技術]によってエネルギーの需要を減らし、
②どうしても必要となる需要については[アクティブ技術]によってエネルギーを無駄なく使用し、
③そのエネルギーを創エネ技術によって賄う
といったステップで検討することが重要です。
また、建物の運用段階では、
・どこにエネルギーの無駄が発生しているか
・どのように効率的に設備を運用するか
など、エネルギーをマネジメントする技術(エネマネ技術)も重要です。このエネマネ技術によって継続的なエネルギー消費量の削減を図ることができます。
このような省エネ技術・創エネ技術・エネマネ技術を導入するためにはもちろん初期投資が必要になりますが、ZEBを実現するような建物に対しては、国による補助事業が実施されています。
ZEBには、エネルギー消費量が削減できること以外にも様々なメリットがあります。
例えば建物の関係者には、オーナー、働く人、訪れる人など、さまざまな立場の人がいます。その立場によって得られるメリットは異なるものの、全ての人々に対してZEBのメリットは存在しています。
環境省および経済産業省が実施しているZEBの補助事業では、申請する事業において、ZEBプランナーが関与するZEB実証事業であることが補助金申請の要件となっています。
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